蓄積率計算&薬物動態シミュレーター
散布図
※引用元:PMDA
薬物が線形1-コンパートメントモデルに従うことを前提としています。蓄積率はR=1/(1-(1/2)^(τ/t1/2))から算出しています。シミュレーションはLnC=-kt+LnC0により行っています。
使用方法
投与間隔が半減期の4~5倍を下回る場合には、薬物が蓄積するため活用できます。
蓄積率を調べたい場合:
半減期および投与間隔を入力するのみで算出されます。
シミュレーションの場合:
tmaxも併せて入力すれば、グラフ化されます。
活用例①
- 患者さん「アムロジンってどれくらいで効果がでますか?(1日1回服用)」
- アムロジンの薬物動態を調べると半減期35.4hr < 投与間隔24hr × 4
- 5~7日程度の服用期間が必要になることがわかる。その時の血中濃度は2.67倍になることもわかります。
- tmax(5.5hr)を入力するとグラフが表示され理解しやすいです。
活用例②
- 患者さんのご家族さん「ドラールを服用してから、眠ってばかり(1日1回)」
- ドラールの半減期:36.6hr
- 2.74倍にも上昇し、ドラールの蓄積により傾眠の副作用が起こっている可能性が考えられます。
- 作用時間の短い睡眠薬への変更を、患者さん家族さんに相談の上で、医師に相談します。
免責事項
計算結果は目安です。最終的な判断は医師や薬剤師が行う必要があります。
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