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薬剤師向け:T-Bil(総ビリルビン)の基準値について解説

検査値

目安の基準値は0.4~1.5 mg/dL

Grade 1Grade 2Grade 3Grade 4
血中ビリルビン(T-Bil)増加ベースラインが基準範囲内の場合>ULN-1.5×ULN;
ベースラインが異常値の場合>1.0-1.5×ベースライン
ベースラインが基準範囲内の場合>1.5-3.0×ULN;
ベースラインが異常値の場合>1.5-3.0×ベースライン
ベースラインが基準範囲内の場合>3.0-10.0×ULN;
ベースラインが異常値の場合>3.0-10.0×ベースライン
ベースラインが基準範囲内の場合>10.0×ULN;
ベースラインが異常値の場合>10.0×ベースライン
CTCAE v5.0 – JCOGより引用、改変 JCOGホームページ http://www.jcog.jp/

胆道系や肝機能の異常などで上昇します。胆汁排泄型薬剤(ミカルディス等)では注意が必要でしょう。また、Child-Pugh 分類の項目の一つでもあります。

抗がん剤で休薬基準・開始基準が定められていることがあります。下記は代表例です。

  1. エスワン Grade 2で休薬。Grade 1で再開。
  2. ゼローダ Grade 2で休薬。Grade 1で再開。ただし、Grade 2は医師の判断で休薬不要な試験もある。

*患者個別で対応は異なります。医師や薬剤師などに相談してください。

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